ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の18
入院予約

 

僕はH先生の病院に行きました。病院でしっかりと治療を受けたいとH先生に訴えました。そして入院予約をしました。

実はH先生には以前も、一度入院してしっかりと治療をしましょうと、アドバイスを頂いていました。

 

しかし、その時は僕は教職に就いたばかりで、僕に任された生徒達、授業、クラブ活動を放って休んで治療を受けるというのはとてもできませんでした。

 

それは僕の性格と生まれた環境からすると当然のことでした。僕の父親は襖製造の自営業をしていました。父は朝は5時、6時から仕事をはじめて夜は8時になると言うことは常でした。また、受けた注文は日曜も休まずに必ず期日までに間に合わすという様に仕事に対する責任感が大変強い性格でした。母親も掃除、洗濯、料理の毎日の家事に加えて父の仕事の経理、労務、事務全般をしてくれていました。

 

そんな両親の元で育った僕ですから社会人になったばかりで仕事を休んで入院するという事は出来ませんでした。加えて腎臓病がどれほど大変な病気かという事も分かっていなかったし、若さもあって直に治ると思っていました。

 

そこでH先生の最初の治療のアドバイスは僕は延ばし延ばしにしていました。

僕の性格上、思い切って区切りの良い新学期からお休みを頂き仕事の事は考えずに治療に専念するという事にしました。

 

今から思えば、この性格も自分の体と腎臓を痛める原因だと分かります。自分の体の状態を知って自分の体に合った働き方をするという事をすれば良かったのです。でもその当時、僕は誰にも相談する相手がいなかったのです。友達はみんな若くて元気で病気で困っている人はいなくて、両親も元気に仕事をしていたからです。僕の周りには仕事を休むとか辞めるという発想の人はいませんでした。

 

もし今僕が誰かに病気の事で相談を受ける事があるのなら、仕事を辞めて休んで病気を治すようにアドバイスをさせていただくと思います。

 

これは後々、相談に乗ってもらった高校のS先輩が

「仕事の替わりはいくらでもあるが、体の替わりはない。」

「自分の体はこの宇宙にたった一つだけ」

とう言葉を僕にアドバイスをしてくれました。

そして僕の心のど真ん中にストンと落ちて納得したからです。

 

 

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