ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の27
半年で人工透析になるよと

 

扁桃腺摘出手術後の経過は良い感じでした。クレアチニンは1.5を維持して下がる事はありませんでしたが悪くなってあがってくる事もありませんでした。

 

 

尿タンパクは+1になる事もありましたが陰性になる事もあり、+1と陰性を行ったり来たりしていました。僕はだんだんと落ち着いて陰性になると思っていました。潜血は退院してからずっと+1でしたが、これもだんだんと落ち着いて陰性になっていくと僕は信じていました。

 

定期検診の度にH先生も「この調子で頑張っていきましょう」と励ましてくれていました。ある時、定期検診にいった病院の待合室で扁桃腺摘出手術の時にお世話になった腎臓内科の、のっしのっしと歩く先生にばったりとお会いしました。僕はのっしのっし先生にご挨拶をしました。そして術後はだんだんと良くなって来ている事を報告しました。

すると先生は

「ええっ!」

と驚いたような顔をされて僕の検査結果を診てくれました。

 

のっしのっし先生は、

「後半年程で人工透析をすることになると思うよ」

と驚く事を言いました。

僕は今は体調も楽だし検査結果も良いし耳鼻科の先生が8割治るとおっしゃってくれた事をのっしのっし先生にムキになって言いました。

 

のっしのっし先生は、僕の腎生検の結果が悪すぎたと言いました。腎生検の結果、もうすでにかなりの腎機能がiga抗体におかされており腎機能は回復することは無いので今は一時的に検査結果が良いと言いました。のっしのっし先生は最後に

「もう少ししたらしんどくなってきて吐き気や倦怠感が出てくるよ」

と行ってのっしのっしと廊下を歩いて行きました。

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