ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の42
そんなの無理

 

Mくんの勉強が終わって、Tさんが講義をしてくれました。

その日、僕は体調が悪くてしんどかったのですが、せっかっくTさんがお話をしてくれるのでと頑張って聴いていました。しかし、Tさんの励ましの言葉に

「えっ〜、そんなん無理〜」

と弱気な言葉を言ってしまったのです。

Tさんは

「何で、やってみないとわからん。人間には無限の可能性があるんや」

「自分で出来る、やってやろうと思わないとその可能性は発揮されない」

と言いました。

03

僕は腎臓病を治したいと思いながら、

「治すのは無理だ。医者も治らないと言っている」

という思いが心のどこかにあったのです。

その事に気付いたTさんは僕の弱気な心を叩き出すように突然、

「明日までに、彼女を作って来い」

と叫びました。

 

僕は「ええっ〜、無理〜」と絶叫しました。

Tさんがなぜ突然そんなことを言い出したのかわかりませんでした。
しかし、その時僕には恋人の一人もいなかったのです。

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