ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の61
合同面接会

 

合同面接会の時間が来ました。

僕はドキドキしながら、会場に入りました。

会場は各社が個別ブースの型式でたくさん並んでありました。

そしてブースの上に企業名を書いた看板がありました。

 

僕は控え室で1番最初に行くと決めていた企業を探しました。

その会社のブースはまだ誰も来ていなくて僕が1番最初に面接を受ける事になりました。

 

面接官は50代半ばくらいの男性の方でした。

男性の方は立って挨拶をしてくださり僕に名刺をくれました。

 

僕は感動してしまいました。

何故か嬉しかったのです。

 

僕は今まで名刺をいただいた事も無かったし、きちんと仕事で挨拶してもらった事が無かったからでした。しかも、営業の得意先にならきちんと名刺を渡して挨拶をするのは分かるのですが、

これから面接を受けようとしている僕にまできちんと挨拶をしてくれるとは思って無かったからでした。

 

男性の方は総務室の方で名刺にはK部長と書いてありました。

K部長さんは僕の履歴書を見て質問してくれました。

 

K部長さんは僕の今の状態を聞いてくれました。

病状はどういう状態か?

病院にはどれくらい通院しているのか?

購買仕事を出来る人を募集しているが購買とは何かわかるか?

簿記の勉強はどのくらいしているのか?

これからも勉強を続けるのか?

こちら側で配慮する事は何か?

通勤手段は何か?

等々聞かれました。

 

それらの質問に僕は答えていきました。

僕は不思議と緊張はしませんでした。

そして気持ち良く面接を終える事が出来ました。

面接を終了する時も、K部長さんは立って、そして深々とお辞儀をしてくれました。

結果は追って連絡をくれるとの事でした。

 

僕はこの後、数社の面接に回りましたがきちんと挨拶をしてくれた企業はこのK部長さんだけでした。そして僕は他の数社の面接の内容は全く覚えていませんでした。

合同就職面接会が終って家に帰るとどっと疲れが来ました。

緊張していないようでしたが、やはり面接は緊張したのでしょう。

 

面接が終ったその日の夜に、S先輩からねぎらいのメールをいただきました。

一度会って、面接のお疲れさん会をしようとのことでした。

後日S先輩と会いました。

そして二次面接に進める様にしっかりと気合いを入れて行こうと励ましてくれました。

晒さん

僕は腎臓病のしんどさを忘れて充実している日々を送っていました。

 

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