ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の70
雪は止み、やがて冬は春になる

 

入社して2ヶ月が経った冬の雪の降る日、僕は会議室に資料を運ぶ事になりました。

総務室から会議室まで少し距離があり、資料は約200名分あって量も重さも僕一人では運べるような感じがしなかったのでしょうか、向かいのデスクのHさんが手伝ってくれる事になりました。

 

やっとの事で資料を運び終わると会議室でHさんと休憩となりました。いつのまにかHさんの話を聞いていました。Hさんは体調が良くない日が多くて困っていて、病院にいって検査をするがどこも異常がないといわれている。原因が分からないので不安だと話してくれました。

 

僕はTさんやS先輩にこれまでいろいろと教わったり励まされた事が頭の中に思い起こしました。

TさんやS先輩に励まされたおかげで僕は不安を勇気に変える事が出来た。そして前向きに行動して何とか自分の人生を切り開いていこうと思える様になれた。それで今度は僕がHさんに何とか声をかけて不安を勇気に変えて欲しいと思った。

 

でも、僕はなんと声をかけてあげたらいいのかわからなかった。

声をかけてHさんが機嫌を悪くしたりしないかと心配しました。

ですがTさんS先輩もそんな不安を振り切って僕に声をかけてくれ激励をしてくれたのだなと、

そのとき初めて知る事ができました。

僕もいつまでも激励を受ける側にいてばかりではなくて、

激励出来る方になろうという気が起こりました。

 

ふと窓に目をやると雪が降っていました。

僕はHさんに

「今降っている雪もいつかは必ずやんで寒い冬はやがて春になりますよね。

それと同じ様にHさんの悩み、体調もきっと良くなりますよ。」

と気がつけば話していました。

 

Hさんは

「ありがとう」

と一言だけ言ってくれました。

 

そして総務室に帰って行きました。

05

 

 

 

 

 

 

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