ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の83
幸せの退院

 

入院中に5回くらいの人工透析をして、僕は退院する事になりました。

入院期間は10日間程でした。

 

人工透析を導入するまでは、絶対に腎不全を完治すると心に決めてずっと張りつめてきたものがありました。でも、実際に人工透析を受けてしまうと気が楽になりました。

 

何より人工透析を受ける事で体が楽になる事が嬉しいのでした。

入院中に週3日、3時間の人工透析をすることでどんどんと体内の毒素が抜けて、

体が楽になる事でS先輩が激励してくれた、

「第二の人生の始まり」

という言葉が僕の心の中で余裕を持って受入れられる事が出来ました。

 

病院で人工透析を受ける時間は数時間ですが前後の準備や休憩の時間をいれると、人工透析のある日は約半日は時間を取られます。それが週に3日あります。でもそれによって体は元気になり残りの週4日の時間を有意義に使っていけば充実した人生を送れると僕は考えられる様になっていました。人工透析をしながらでも立派な方はたくさんいるし、僕もそういう風になろうと決心しました。

 

前向きに考えられるようになれたのも、家族、S先輩、TさんはもちろんH先生やスタッフの皆さん、そして偶然に待合室で人工透析の話をしてくれた方やいろんな方々のおかげでした。

 

こう考えるとこの世の中は僕を助けてくれたりしてくれる方ばかりで、しかも本当ならそこで命が尽きていたかもしれないのに人工透析という治療法まであって僕はなんと幸せなんだろうと気付きました。

 

こんな考えをめぐらす事が出来たのも、元は腎不全になったおかげと思うと僕の腎臓病は最高の人生の教師なんだと思う事が出来ました。それまではただ、病気を治したい、人工透析を受けたくないという想いだけでした。しかし、腎臓病になったおかげで今までにない苦しい経験をして、苦しいからこそようやく掴めた体験の一つ一つが全て僕の人生にとって意味のある様なものに感じられました。腎臓病にならなかったらそんな事も考えられなかったと思います。言葉ではっきりとコレだ言えません。ですが心の中にしっかりとしたモノが僕の中に現れてきたのです。腎臓病とう堪え難いものがあって、それに打ち勝とうとする気持ちがテコの原理のようなモノになってくれて僕の人生をより充実したものにさせてくれているのではと感じ始めました。

 

考え方を一つ変えるとこんなに幸せになれるのかと僕は今更ながら気付いたのでした。

 

この地球上で僕ほど幸せな者はいないと感じながら退院しました。

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