ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の94
透析回診

 

夕方にパソコン教室が終って、K病院に急ぎます。

受付で事務のスタッフの方とエレベーターが来るまで少しの間おしゃべりをして、

更衣室で着替えて透析室に行きます。

そして緊張の透析針を刺す瞬間を乗り越えて落ち着いて来た頃に、回診があります。

 

K病院では毎回、人工透析中に回診がありました。

曜日によって担当医は違いますが、それぞれの先生とお話をするのも人工透析中の楽しみでした。

というのも人工透析中は暇ですので、先生が来てくれると嬉しいのです。

 

回診中はその日の体調を先生が問診してくれて、血液検査の結果や胸のレントゲンの結果を説明してくれます。

僕はそれ以外にそれぞれの先生と個人的にお話をするのが好きでした。

ゴルフが好きな先生は真っ黒に日焼けしていましたのでゴルフのお話をしたり、

お酒が好きな先生とはお酒の話をしたりしていました。

 

その中でも特にM先生は僕が好きな先生でした。

ベテランの白髪先生でいつも微笑みを絶やさずに回診されていました。

調子の悪い時にはM先生に聴診器を当ててもらったりお腹をトントンと打診してもらうと、

不思議と体調がよくなりました。

そしてM先生の

「大丈夫ですよ」

との優しい声を聞くと安心して寝入ってしまう時もありました。

 

そんな優しいM先生は凄い爆音のするエンジンのスポーツカーに乗ってさっそうとされていました。

車の話をするとM先生はいつも笑って照れくさそうにごまかすのでした。

 

透析患者さん同士、受付のスタッフさん、回診の先生たちとお話をするのがK病院にいく楽しみで、

そのおかげで僕は人工透析も楽しくできるようになっていきました。

 

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