ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の125
料亭の社長さん

 

SKさんの御尽力で結婚式を挙げる予定になりました。

近くの会館をお借りして、結婚式は両家の親族だけでささやかに挙げることになりました。

そして結婚式が終ったら両家で食事会をすることになりました。

 

食事会はお城の近くの料亭ですることに決めました。

予約と打ち合わせのために料亭に僕とCちゃんとで伺いました。

料亭の社長さんと食事会の人数、予算とコースそしてお部屋と席を相談しながら、

次々と決まっていきました。

 

そして社長さんが最後に結婚式の服はどうするのかと尋ねてくれました。

僕は

「平服でします。」

と答えると、社長さんは

「それはアカン、一生のことやからドレス着て立派にしよう。ワシに任せておきなさい。」

と言ってくれました。

 

社長さんは僕たちが結婚式を平服で挙げようとするくらいですから、

お金がないのは聞かずともじゅうじゅうわかっていました。

 

そして、

「最近までホテルのウエディングを長い間担当していたが理由があって辞めた人を知っているから、

その方にワシがお願いしてあげよう。」

と申し出てくれました。

そしてその方に連絡をとって下さり、後日衣装合わせに伺う事になりました。

 

また、料亭の社長さんは

「ワシも若い時に結婚したが写真を取らなかった。

今でも写真を撮っておけば良かったと後悔している。

プロのカメラマンにも交渉してあげるから。」

とおっしゃってくださいました。

 

ウエディングドレスとメーキャップとカメラマンさんには本当に信じられないくらいの僅かな費用で、

申し訳ないくらいでした。

 

料亭の社長さんにどうしてそんなにまでしてくれるのかと尋ねると

「ワシら年寄りは若いこれからの人に尽くす責任がある。

ワシも若い時にそうしてもらったんや。」

と話してくれました。

 

 

 

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