ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の38
家庭教師

 

Tさんは腕を組んだり、時折一人で声を上げたり、頭を抱えたりしながら方象哲学による僕の腎臓病完治の解決方法を考えてくれました。しかし、結局その日は結論を出さないまま相談が終わりました。

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しばらく経ったある日、Tさんから僕に電話がかかってきました。お孫さんの勉強を見てほしいとの事でした。家庭教師です。お孫さんの中学生のMくんが高校受験だったのです。

 

僕も家でずっと閉じこもっていましたので家庭教師を頼まれた事は新鮮な気持ちになりました。Tさんは僕の病状を理解してくれていますのでしんどいときは休んだりしても良いとおっしゃってくれました。僕の体調に合わせて勉強を見てやってくれとの事でした。

 

僕はMくんの勉強を見るために週に2日か3日をTさんのお宅に通う事になりました。通い始めると少し気分が楽になってきましたがクレアチニンはやはり良くはなりませんでした。

 

Tさんが僕にお孫さんの家庭教師を頼んだ事は何か意味があると思ってはいましたが僕はこの時は分かりませんでした。

 

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