ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の10
おしっこ

 

H先生は腎臓の働きを、

「腎臓は体の中のいらないものを集めて、

おしっこを作って体の外に出してくれている」

と教えてくれました。

 

この腎臓の仕事が病気でできなくなると、

おしっこが作れなくなって、おしっこが出なくなってしまう。

 

「おしっこが出なくなる!」

 

僕はおしっこが出なくなるなんて、生まれてから考えた事はありませんでした。

おしっこが出るのが当たり前と思っていました。

おしっこが出なくなるなんて想像もつきません。

 

H先生は次に、おしっこが体の外に出なくなると大変なことになる、とおっしゃった。

おしっこが体の外に出ないと、僕の体の中からいらなくなったものを外に出す事ができないので、

体の中にたまったまんまになる。

 

体にいらないものは簡単に言えば「毒」です。

毒がたまるとだんだんしんどくなって、

そのまま放っておくと最後は尿毒症という病気になって死んでしまう。

 

だからおしっこというのは大変、大変、大変大事なものという事で、

そのおしっこを作ってくれる腎臓は、

「肝腎要」

という言葉の通り、人間の体にとって、特に大切で大事な臓器ということだった。

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