母にHさんを紹介して、しばらく経ってから父にもHさんを紹介しました。
場所はやはり珈琲屋さんでした。
父と母と僕と、そしてHさんと4人で珈琲屋さんで会いました。
父は僕が長い間、病気と格闘していた事をHさんに話してくれました。
病気の事は僕からHさんにすでに話をしていましたが、
そばで見守ってくれていた父の目線として僕が戦っていた事を聞くと、
僕は涙が出そうになりました。
病気の辛さは誰にも分かってもらえないと思っていましたが、
父はすべて分かってくれていました。
そして父はHさんに
「この病気は人生にとって良い修行になった。
ずいぶん成長した。」
と話してくれていました。
珈琲の良い香が4人のテーブルを包んでくれていました。