僕が人工透析をするために入院した事は母には内緒だった。
僕の母は元々、股関節を痛めていました。
それでも家業の仕事をしながら家事も完璧にしてくれていました。
痛い足をかばいながら、足を引きずりながら、足の痛みを誰にも言わずに我慢して、
何十年と働いてくれていました。
しかし、とうとう我慢できないぐらいになり人口股関節の手術をすることになりました。
そしてちょうど僕が人工透析で入院した期間は母も違う病院で入院していました。
母は僕の腎臓病を一番心配してくれていました。
僕がK部長の会社に入社が決まった時も一番喜んでくれました。
僕が自立して家を出た時も一番心配してくれました。
僕の体を一番心配してくれていました。
ですので、僕が人工透析で入院した事を母が知ったら人工股関節の療養にゆっくりと安心してのぞめないだろうと思いました。
それで父と弟と妹と相談して僕が人工透析になって入院していることは、母が退院するまでは内緒にしておこうという事になりました。
父と弟と妹は母と僕が同じ時期に違う病院に入院する事になったので大変だったろうと思います。
特に妹は母の病院に行き、僕の病院にも来てくれたりと大変助けてくれました。
妹も二人の子どもがいましたので大変だったと思います。
それでも妹は明るく元気に振る舞ってくれていました。
本当に助かりました。
そして妹の旦那さんのノブちゃんはじめ姪っ子達の理解があってのことでした。
ありがとうございました。