ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の126
ウェディングドレスの試着

 

料亭の社長さんに紹介していただいた方の所にウェディングドレスの試着に行きました。

そこは美容室でした。そして美容室の女性オーナーさんが僕たちを出迎えてくれました。

オーナーさんは最近までホテルのウェディングを長年担当していたそうですが、

旦那さまがお亡くなりになったために辞めたとのことでした。

その時にウェディングドレスもたくさん処分したとのことでしたが、

処分するにはもったいない上等なドレスだけは大事に取ってあるとのことでした。

 

オーナーさんはその上等なウェディングドレスを数着用意してくれていました。

美容室の奥の部屋に最近結婚したとうい若いアシスタントさんが待ってくれていました。

その部屋で試着をする事になっていて、オーナーさんとCちゃんが入っていきました。

女性3人で楽しそうに賑やかに奥の部屋で試着がはじまりました。

 

僕は一人でテレビを見ながら待っているとCちゃんの最初のドレスの試着が整ったようでした。

Cちゃんは満面の笑みで

「これはどう。似合うかな。」

と僕に聞いてきました。

 

Cちゃんはつい最近までドレスを着てまで派手な結婚式よりも質素な式にしたいと言っていました。

僕はCちゃんはドレスを着るのが嫌いなのかと思っていました。

それがドレスを試着させてもらうと、とたんに顔が変わって嬉しそうになりました。

僕には女性の心は難しすぎました。

 

僕はCちゃんのドレス姿をみて、

「よく似合ってるよ」

と言いました。

僕はそれで試着は終了と思っていたのですが、

Cちゃんは結局用意されたドレスを5着全部試着させてもらって、

その度に、

「これ可愛い。似合うかな。」

と聞いて、僕は、

「よく似合ってるよ」

と答えました。

 

僕もそんなCちゃんの姿を見るのが本当に嬉しかったのでした。

 

試着させてもらった中で結婚式に着るドレスを決めて、

女性3人で結婚式当日の打ち合わせもしたのでした。

 

料亭の社長さん、美容室のオーナーさんのおかげで、

Cちゃんのウェディングドレスを準備する事ができました。

 

本当に僕たちはことあるごとにいろんな方に助けられていました。

料亭の社長さんが教えてくれた様に僕も将来若い人たちの力になれるようになろうと、

心の中で決心したのでした。

 

 

 

 

 

 

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