ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の39
責任

 

Tさんが僕に家庭教師を依頼した事は、やはり意味がありました。

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初回のMくんの家庭教師の時に僕は少し緊張していましたがM君も同じでした。20畳の大きい和室の大きい座卓で勉強する事になりました。

 

二人でぎこちない時間がすぎて勉強の時間が終わり僕はキッチンに居たTさんに終わった事を伝えました。

 

僕はこれで終わりでもう帰るつもりでした。でもそうでは無かったのです。

Tさんが

「よっしゃ、交代や」

と言って20畳の和室にTさんと戻りました。

 

今度は僕が生徒になりTさんが先生になっての勉強会になりました。

勉強と言ってもテキストも本もありません。Tさんが今までの人生で勉強した事を僕に教えてくれたのです。

 

Tさんは僕が小学校4年生の時に方象哲学で僕の運命をひも解いてくれました。自然の成り行きでいけば僕が腎臓病になるのは確実と分かってはいましたが、その当時Tさんは僕が腎臓病になるのを防げる方法を知らなかったそうです。

 

結果、僕が病気になってTさんは当時の自分の不勉強な事に責任を感じていると言ってくれました。それでTさんが自分で知っている事を僕に教えてくれようとしたのです。

 

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