本格的な授業が始まりました。
坂上先生の授業は本当に基礎的な事から教えてくれました。
パソコンの電源を入れる所から教えてくれました。
この日のメインテーマはタイピングでした。
タイピングも最も基礎的な事でした。
キーボードのキーを見ないでタイピングを出来る様になるにのが目標です。
坂上先生はタイピングの手のフォームを分かりやすく具体的に教えてくれました。
「僕の名前は坂上ニャーオシというぐらいで、タイピングをする時には指を猫の手の様に丸めます。」
とギャグを入れるのも忘れずに説明しました。
そして、
「手を猫の手にして両手をハの字にしてキーボードの上にのせます。」
と言いました。続いて、
「キーボードは押すのではなくて、キーを叩くイメージでタイピングして下さい。」
と言い、実際にお手本を見せてくれました。
坂上先生のタイピングは飴玉を歯で噛み砕く様な「ガリガリボリボリ」と音がしました。
それくらいキーを叩く音がしました。
そして、キーを連続して早く叩くので飴玉を噛み砕く様な音がしたのです。
また、タイピングの練習方法も教えてくれました。
タイピングの中段の練習は「はががかがだがあかさかだ」と変換しないで入力の練習をすると良いと教えてくくれました。
上段は「てれておつりをえるてるおとてつお」です。
これを声を出しながら最初はゆっくりと、慣れたら早くしていくと教えてくれました。
そしてハンカチを広げて手の甲にのせて強制的にキーボードを見えない様にするのが上達の早道だと言いました。
坂上先生のタイピングの説明が終った後、実際に生徒さんそれぞれがトレーニングに入りました。
先生は
「今、説明した猫の手のフォームがキチンと出来ているか見ていきます。
出来る様になるまでネチネチと言い続けます。小姑作戦です」
と言って生徒さん一人ひとりを見て回ってくれていました。
先生はタイピングの授業の終わりに、
「タイピングは直ぐに上手になるものでもないので、やる気のある人は毎朝授業が始まる前に来て30分タイピングの練習をコツコツと続けていって下さい。私も朝は早く来て待っています。」
と言いました。
帰りには
「やる気が無くても、おしゃべりするだけでも朝早く来ても良いよ〜、
誰も来なかったら寂しいから来てね〜!」
と生徒さんが参加しやすいように言葉をかけていました。