入院して最初の土曜日に会社で一緒だったHさんがお見舞いに来てくれました。
僕はもう会社を退職していましたが、会社でしんどくなった時にHさんに2回も病院に送ってもらっていましたのでHさんは心配して来てくれたのでした。
母も人工股関節の手術のために別の病院に入院していたために家族は忙しくて、
僕の洗濯物が溜まっていました。
Hさんは僕のベッドの傍らに積んであった洗濯物を見つけて、
「洗濯しましょうか」
と尋ねてくれました。
僕はお見舞いに来てくれたのに洗濯をしてもらうのは悪いと思って断りましたが、
Hさんは手早く洗濯物を病院の洗濯室に持っていって洗濯してくれました。
僕が退院するまでにHさんはその後、2回洗濯してくれました。
入院中は洗濯だけではなくいろんなお話をして、
かなり仲良くなりました。
またS先輩もお見舞いに駆け付けてくれました。
S先輩は
「人工透析はkiyokunの新しい第二の人生の始まりだと受け取って、前向きに進んでいこう」
とここでもガッチリ激励してくれました。
不思議な事に、Tさんもその当時僕の入院する病院で働いていました。
そして手が空いた時に僕の病室に来てくれて、
「どうな〜」
と声をかけてくれました。
僕は入院中も今までお世話になった方々に囲まれてしっかりと人工透析をうけながら、
次の人生のステージに向けて充電することができたのでした。