ありがとう腎臓病

このブログは25才で腎臓病と診断されたKIYOKUNが、ある人からの「腎臓病に感謝」という言葉をきっかけに、毎日を精一杯生きてHAPPYな人生を歩む物語です。

其の65
採用の知らせ

 

面接の疲れが出たのか、僕は面接が終って数日間は1日中横になる日が続いていました。

この日も朝起きれなくて横になっていると家の電話が鳴っているのが聞こえました。

たまたま家に居た父が電話をとって僕を呼んでいるのが聞こえました。

 

僕は誰からだろうと思いながらえへんえへんと咳払いをし、

電話の相手に寝ぼけた声だと思われない様にして準備を整えてから電話に出ました。

 

電話の相手はK部長さんでした。

K部長さんは会社名と氏名を名乗り、先日の面接の労をねぎらって下さり、用件に入りました。

「面接の結果kiyokunを我が社に迎える事になりました。どうぞ来て下さい。」

と温厚そうな落ち着いた声で、面接の結果を伝えてくれました。

 

そして詳しい事務的なことは後日連絡するとおっしゃって電話を切りました。

 

僕はやっとの事で僕の職場を得る事ができました。

K部長さんの会社が僕の使命の職場かどうかはわかりません。

でもいろいろな会社に履歴書を送りましたが不採用で、

採用をいただいたのはこの会社だけでした。

僕は今までいろんな事を教えて下さったTさんやS先輩の事を思い出して、

これから僕が働く会社で、他の誰かでなくて、僕でなくてはならない職場にしていこうと決心しました。

 

採用の結果を父と母に伝えて喜んでもらいました。

僕は採用の結果を聞いてから疲れも吹き飛びました。

 

そしてTさん、S先輩はもちろんいままでたくさんお世話になった方に採用が決まって社会復帰する事を伝えました。

 

みなさんが我が事の様に喜んでくれました。

高校生の時からお世話になっている友人マサトのお父さんは

「これで背広でも買え」

と祝いをくれて驚きました。

中身を確認してさらにびっくりしました。

 

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周りの方の喜びようで僕は周りの方々にどれほど心配をかけていたのか改めて実感しました。

 

僕は本当に幸せものでした。

 

腎不全で中学校の先生を辞めてから13年ぶりに38歳で僕は社会復帰する事になったのでした。

 

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